
高円寺パル商店街振興組合は、高円寺の象徴である「古着文化」と「商店街の歴史」を融合させた体験型ファッションイベント「春のパルまつり2026」を、2月28日(土)にパル商店街(JR高円寺駅南口アーケード内)にて開催する。
昨年に続き2回目の開催となる同イベントは、約110店舗が並ぶアーケード商店街を一日限りの巨大ランウェイに見立て、商店街の事業者が一丸となって取り組むファッションショーだ。
主な3つのポイント

昨年度実施の模様
イベントの主なポイント3つを紹介していこう。
1つめは「古着カルチャーを次世代へ継承する『ファッション特区宣言』」。
国内外から古着ファッション愛好者が集まる高円寺は、独自の古着カルチャーが根付いた街。
同イベントでは、商店街の参加店舗がプロデュースする古着のスタイリングをアーケードのランウェイで披露。
商店街が長年育んできた古着カルチャーと、地域に息づくファッションへの情熱を、ファッションショーという華やかな形で次世代へ継承。世代を問わず、誰もが楽しめるイベントを目指している。
2つめは「自由なカルチャーを体現する『ピースウォーク フォトセッション』」。
ありのままの姿で歩ける街「Walk as You Are」を目指す高円寺パル商店街では、来場者が自由に参加できる「ピースウォーク フォトセッション」を実施。
プラカードをもち、それぞれの想いやメッセージを掲げながらアーケードを歩くこの企画は、一人ひとりの個性を大切にする、高円寺らしい取り組みだ。
3つめは「世代を超えて想いを繋ぐ『メッセージTシャツ』プロジェクト」。
商店街の事業者や店舗が高円寺への想い、未来へのメッセージを書き込んだ古着Tシャツをパッチワークキルティングの大型ポスターや立体オブジェとして展示。
老若男女、さまざまな背景を持つ人々の声が展示物になる様子は、商店街に集う人々の温かなつながりを表現するもの。イベント参加店舗は「LittleBrothers」「Little Trip to Heaven」「PARA」「大黒屋」「彼岸」「古着屋 踊り場」「またき荘」。
世代を超えて、一人ひとりの想いが集まり、それが街を動かす力となる。このプロジェクトは、地域コミュニティが持つ可能性を示すとともに、次世代へ文化を継承する象徴的な取り組みとなっている。
「古着の聖地」として知られる街

高円寺パル商店街振興組合 理事長 河原 一氏
日本は世界的に見ても活発な古着(ヴィンテージ)マーケットを有し、その品質の高さと独自のカルチャーは海外からも高く評価されているそう。
中でも東京・高円寺は、日本トップクラスの知名度を誇る「古着の聖地」として知られている。
日本の古着市場が世界をリードする理由としては「圧倒的な品質」がある。
日本の古着はクリーニングや保管管理が徹底されており、古着特有の匂いや汚れが少なく、海外のバイヤーや消費者からも「コンディションが極めて良好」と高い評価を得ている。
また、日本には膨大な量の古着が流通しており、アメリカやヨーロッパのヴィンテージから日本のドメスティックブランドのアーカイブまで、豊富な品揃えを誇る。
あらゆる個性が輝く街へ

2026年のコンセプトは「ファッション特区宣言 ~Walk as You Are~」。
あらゆる個性が輝き、全ての人が自由に歩んでいける街を目指し、古着カルチャーの継承と、商店街の歴史を次世代へ繋ぐ地域の取り組みを融合させ、多様な人々が共に未来へ歩める街として展開する。
春のパルまつりには「ファッションで実現する地域の文化と事業の継承」というテーマがある。
少子高齢化や商店街の衰退が全国的な課題となる中、高円寺パル商店街は「ファッション」という切り口で地域創生に取り組む。
古着カルチャーの聖地として国内外から注目を集める高円寺だからこそ発信できる、個々を尊重する文化のあり方。それを「ファッション特区宣言」として可視化し、商店街という地域コミュニティから次世代へ繋ぐ地域の取り組みを示していく。
その取り組みのひとつ「春のパルまつり」は、高円寺パル商店街の象徴であるアーケードを巨大なランウェイに見立てた、一日限りの体験型ファッションショー。
「東京高円寺阿波おどり」発祥の地という歴史を持つこの場所から、街の資産である「古着カルチャー」と「商店街の歴史」を掛け合わせ、事業者が連携してパルにしかできない新たな価値を創出する。
古着好きはお見逃しなく!
■春のパルまつり2026
日時:2月28日(土)14:00~19:00予定
場所:高円寺palアーケード路上(JR高円寺駅南口アーケード内)
住所:東京都杉並区高円寺南3-57-10
入場料:無料
公式HP:https://www.koenji-pal.jp
(鈴木 京)